暗室レポート / 第3回-Top / P2 / P3 / P4


第1回 ZONE-VI引伸機について
ZONE-VI本体について
ZONE-VIでの実際のプリント
第2回 印画紙と薬品について
通常使う印画紙と薬品の組み合わせ
特別な印画紙と薬品の組み合わせ
第3回 散光式(コールドライト)・集光式(コンデンサーヘッド)の表現の違い
第4回 各社フィルターの互換性について 第5回 ライカ社引伸機FOCOMAT-1c ヒットオンの場合 第6回 FB paper:バライタ紙の現像と処理方法
第7回 バライタ印画紙:ウォームトーン特集 第8回 ZONE-VIを使って「1枚の写真ができるまで」 第9回 フィルターを駆使して1枚の写真ができるまで
第10回 新発売FUJI/ORIENTAL印画紙を検証

00.08.01 UP
■今回は散光式引伸機と集散光式引伸機を同じ条件でテストレポート致しましたが、かなり、オモシロイことになりました。毎日暗室で引伸し作業をしている私達でさえ、気付かなかった結果が出てしまったのです。
 
 まず一般的に散光式は軟調でソフトに仕上がり、集散光式は硬調でカチッとした仕上がりが得られると言われていて、確かに、ランプハウスの仕組みから、自ずとそういう事になるわけです。(詳しくはこちら 光源の仕組みを参照下さい

・・・しかし、です。
一つのネガを同じレンズ同じフィルター、同じ印画紙・薬品によって引伸してみた今回。

 初めにお伝えしたようにかなり興味深い結果・・・散光式や冷光源の引伸機の方が、充分に立体感が引き出せ、シャープさにおいては大変際立った美しさを表現できたのです。集光式でも勿論、立体感・コントラストともに良い仕上りですが、散光式での多少の軟調などはどうにでも改善することができるし、機械の扱いやすさ等含め 散光式の優秀さに驚いたというのが結果であり、感想です。
■また、今回はテストに使用した引伸機の種類としては、
散光式はいわゆる大型 4×5in・8×10in用と集散光式は 35mm専用・6×9inまでの引伸機との比較となりましたが(下記テストに使った引伸機ご参照下さい)

大型機の余裕とでもいいましょうか、ZONE VIなどは美しいシャープ感ありまた、その性能の幅には凄いものがあるかもしれない。

「いくら名機といわれるものでも大型にはかなわないかも???」
そんな風にも思えてきましたが、皆さんはいかがお思いでしょうか?。是非それぞれの結果をご参照ください。

*WEB上では現物に比べそれぞれの違いがわかりづらくなっております。このデータについてもご質問をお受け致します。また、当社にてサンプル写真の現物を常備しており、いつでもご覧頂けます。お気軽にお問い合わせ下さい。

今回使用した引伸機 下記イラストをクリックしてください!(ベセラーについては弊社常備ではありません)
□集散光式 □散光式
富士A690 富士A450 ダースト フォコマート
1C
べセラー オメガD-5 オメガD-5
乳白ガラス入り
ゾーンVI オメガD5V
■今回使用したフィルムDATA
□カメラ   Nikon F2 マイクロニッコール55mm □フィルム   ネオパン400 プレスト
□フィルム現像   コダック D-76 に1:1 20度 9分

集散光式と散光式について

集散光式 ランプハウス内部
■一般の引伸機に多い形式で、オパール電球(白色)という光を拡散する光源により散らし、コンデンサーレンズを通過することでその光は集められてネガを照明する。

主な機種としては、
フジA450 フジA690 ダースト805B/W 
オメガD-5  フォコマート1C べセラー45MX がある。

機種によって様々なランプハウスのバリエーションがあり、ランプハウスの中が黒塗りのもの、銀塗りのもの、電球後部に反射鏡がついているものなどがある。

散光式 ランプハウス内部
■右図拡散ボックスで光を拡散し、光を拡散してネガに照明する形式。明るい光が必要なため、大光量の光源 ハロゲンランプなどを用い、コンデンサーレンズはなし。

バリエーションとしては冷光源・無熱光源(蛍光管式のもの)
などのランプ光源の種類がある。

主な機種としては、
オメガスーパークロメガ
べセラー(冷光源) ゾーンVI があり、
またカラーの引伸機に多く用いられている方式である。


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