暗室レポート / 第8回-Top / P2 / P7


■前ページのZONE-VI・SOFT/HARDのツマミを使えばコントラストを自由自在に操作できることがお分かり頂けたと思います。でも、やはり1枚の作品を仕上げるとなるとドッチング・バーニング(覆い焼き・焼だし)などの手法を使って「作り込む」という作業が必要になってきます。
 そこでまた便利なのが露光時間のカウントを音で知らせてくれる機能です。覆い焼きなどしている時もカウント音で確認ができるので大変分かりやすいわけです。
 この項でサンプルに使うプリントは、逆行の美しさを強調し、なおかつ立体感を出すためにドッチング・バーニング(覆い焼き・焼だし)を駆使して仕上げたプリントです。行程を是非ご覧下さい。
*WEB上では現物に比べそれぞれの違いがわかりづらくなっております。このデータについてもご質問をお受け致します。また、当社にてサンプル写真の現物を常備しており、いつでもご覧頂けます。お気軽にお問い合わせ下さい。

1 2 3
SOFT:F HARD:F SOFT:F HARD:B SOFT:E HARD:B
露光時間35秒×2 露光時間35秒×2 露光時間35秒×2
*1が少し軟調だったのでHARDのツマミをBに下げた。 *2では地面が白かったので焼き込んでいる地面のみ+35


4
3では少し硬くて濃度があるのでHARD:MIN。また、手を加えるのを前提にして明るめ:露光時間を30×2に変更  
SOFT:E HARD:MIN露光時間30秒×2
C+30 C全体に+30かけたあと立体感を持たすめに紫の部分のみもう+30かけて立体感を出す。
D-30 奥行きを出す為に明るく
E/G+30 周辺を暗くすることにより画面に緊張感を出す


SOFT:E HARD:MIN露光時間30秒×2 B+30水色の部分を中心にグラデーションするように。
D-20
4の-30では明るすぎたので変更
C+30
4同様
E/G+30


6 : 完成
逆行の美しさ奥行きともにイメージ通り仕上がり。また、完成のこのプリントはドライダウン設定 -5パーセントをかけている。
Aのブルーの部分を明るく仕上げる為に-20覆っている。  
B+30B全体を+30かけたのちブルーの部分をグラデーションをつけながらさらに+30
D-20  
C+30+30  
E/G+30

□DATA
カメラ : 八ッセルブラッド500CM / レンズ : プラナー80mmF2.8 / フィルム : ILFORD/FP4 /
引伸機 : ZONE-VI・VCコールドライト散光式 / レンズ : シュナイダー・コンポノン90mmF4 / 現像液 : ILFORD・MG用 /
定着液 : ILFORDハイパムフィクサー / 印画紙 : ILFORDウォームトーンFB1K(光沢)


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